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我が家の出来事、趣味と生活を通じて感じたことなど


by arai_family
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吹奏楽器による健康増進効果

 私がクラリネットを始めて2年と2ヵ月が経過した。土日と会社から早く帰れる日には30分ほど練習をする。「今日は気が乗らないな」と思っても、練習を始めるとそれなりに気が乗ってくるから、私はやっぱり音楽が好きなのだろう。地元のアマチュアオーケストラの楽器毎のアンサンブル発表会を見に行った時や、娘の通う女子高校のオーケストラ部の発表会を受験前の参考に聴いた時に思ったのだが、管楽器と弦楽器を比較した場合、「まともな音を出す」という初歩の段階で、圧倒的に弦楽器の方が難しそうに見える。相当な練習を積まないと、どんな名器を手にしてもまともな音にならないような気がして、私はこの歳になって始めた楽器にクラリネットを選んで正解だったと思うのである。
 冬場練習をする前に暖房で部屋を暖め始めるのだが、楽器を手にして数分のうちに身体が温かくなってセーターを脱ぎ、さらに練習を続けるうちに熱くなってファンヒーターのスイッチを止めてしまう。ここ数日は、5月末というのに日中でも20度程度の涼しい日が続くが、楽器を始めると半そでで充分である。いわんや、室温が25度を超えると冷房なしでは汗をかくことになるし、さらに30度にもなろうものなら大汗ダクダクとなる。夏場の練習は辛い。
 私は楽器をやり始める前に会社の健康診断で自転車を漕いだことがあったが、40代であり日頃運動から離れているにも関わらず、20代前半という結果を示されてビックリする。これは何を意味しているかというと、基礎代謝が普通よりも高いということである。そのような体質を持った私が楽器を始めると、代謝が促されて人並み以上の大汗をかくということなのだろう。音楽教室では、10歳ほど年上の先生が夏でもジャケットを着て指導してくださる。私はレッスン前には適当な室温だと思っても、レッスン開始早々に身体が熱くなってトレーナーを脱ぎ袖まくりをするが、それでも熱くて我慢ができなくなる。昨日は、録音のため冷房は切られた状態で、「先生、冷房を」という願いは「録音が終わるまで(つまりレッスン終了まで)ダメ」と言われて辛かった。レッスン後は大汗をかいた直後の冷風で身体がヒンヤリとした。
 玄侑宗久さんによれば、僧侶の呼吸は一般的に「ゆっくり」だそうで、これが僧侶の長寿を支えているのではないかと結論づけているが、修行をしているわけでもなく、また家で勝手に座禅をするわけでもない私の通常の呼吸は、普通の人に比べてかなりゆっくりである。当然のことながら楽器を手にする時はかなり呼吸が激しくなって、これが代謝を促すから汗をかく。楽器を始めようと決心した時にはまったく期待していなかったが、このように吹奏楽は代謝を促し、健康に良いことは間違いない。しかしながら、近年衰えている脚力はやはりウォーキングによって鍛えなければならないだろう。
by arai_family | 2006-05-28 08:18 | クラリネット&オーディオ