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我が家の出来事、趣味と生活を通じて感じたことなど


by arai_family
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ウェーバーのクラリネット小協奏曲

 私がこのタイトルで記事を書くのは2度目である。明日もレッスンがあるが、最初の記事が昨年の10月なので、レッスンを始めて半年が経ったところである。先生が「クラリネットを専攻する音大の学生が必ず取り組む曲です」というその曲も終盤にさしかかっている。
 いかにもウェーバーらしい「ものものしい」ところから始まるこの小曲は、途中でかなり曲想が変化するが、私は今取り組んでいる部分の音階の変化が好きでありながら、上手に音程を保つことができずに苦労している。
 16分音符で上昇下降する4小節。その3小節目で、音符はファ・ラ・ド・ファ・ラ・ドと駆け上がるが、上のラの音が何度練習しても音程が下がってしまう。それ以外の小節で、音の組み合わせでこの上のラはきちんと音程が合っていると思うのだが、この部分の上のラはアンブシャー(口元)に何度気をつけながら練習してもダメ。音が低くなってしまう。正確な運指で、正しい音を、妥当な速度で吹こうと努力するが、音程が狂ってはダメ。
 曲想まできちんと練り込んで吹けるようになるにはあと半年必要だろうと思うが、先生は「あと2~3回で終わりにしましょう」などとおっしゃる。「ザビーネ・マイヤーのように吹けるようになるまで」と言うつもりはなくても、「もっとやらせてくださいよ」というのが私の本音である。

追記)
 リビングで練習する傍らで、学校が休みだった娘がネットサーフィンを楽しんでいたが、「親父も相当苦労しているな」と思ったはずである。以前は「お父さん、音が合ってない、少し低いよ」などと言ったものだが、そんなことは指摘されなくても分る(分らないのはお前の母親くらいだろう)。実は楽器の練習も勉強もまったく変わらずに、苦手な部分を繰り返し繰り返し練習するという地道な努力が求められるにすぎないのであるということを理解して欲しいものである。
by arai_family | 2007-06-01 20:37 | クラリネット&オーディオ