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我が家の出来事、趣味と生活を通じて感じたことなど


by arai_family
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食卓の高さと机の高さ

 我が家のダイニングテーブルは脚が4本あるタイプで、かみさんが結婚する時に持ってきてくれたものだ。かれこれ16年使っており、セットになっている籐でできた椅子の背もたれ部分は、なぜか息子が使っている分だけ破れている。
 使い始めた時には抵抗なかったが、子供がお子様用の高い椅子を卒業して普通の椅子に座るようになってから高く感じ始め、思い切って脚を3センチほど切って68.5センチにした。その後何年か経って、「住まい方の実践」(ライフログ参照)読むと、一般的なテーブルの高さ70センチに対し、渡辺さんの食卓は67センチで、「やや低めのほうが気楽な、あえて言えばお行儀悪く食べる状況に適する」とある。「なるほど低い方がくつろげるのだ、食卓はくつろぐ場所なのだ」と、67センチにしてみた。ところがみんな猫背になってしまい、特にかみさんからは強い不評をかって、慌ててとっておいた切れ端をボンドで接着した。
 「住まい方の実践」では椅子の高さの記載がなく、恐らく椅子を適切な高さに合わせれば、67センチというテーブルの高さと具合よくなるはずだが、壊れかけているとはいえ、根拠を示さずに16本の脚を切ることの「実践」をかみさんが許すはずもなかった。かくして、我が家の食卓の高さは68.5センチで今日に至っているが、さらに何年か経って、食卓を買い換える直前に適切な椅子の高さを測り出したいと思っている。(渡辺さん、椅子の高さについても記述が欲しかったね)
 他方、書斎机については、家を新築したときにそれなりのメーカーの机を買ったのだがどうも高くて落ち着かなかった。しかし、こちらは脚が4本あるタイプではなく、左右を板が支えるタイプなので、切るわけにはいかない。そこで2年前のリフォームで書斎と寝室を仕切るときに、造り付けの書斎机を頼んだ。書斎机といっても、厚さ4センチの集成材を両サイドの壁に固定するだけのもので、また机下の引き出しもないため、膝と机下の間隔を意識せずに自由に高さを決められる。こちらこそ寸法を適切に設定しないと、やり直しが利かないので渡辺さんの著書「住まい方の思想」で推奨されている65センチをベースに何度も試行を重ね、68センチを割り出した。さらに奥行きも悩んだが、基本寸法を65センチにして右袖だけを作業用に使いたかったので板の原寸どおりの88センチにした。わずか3畳半の狭い部屋だし、机に向かってオーディオを聴く時に圧迫を感じたくなかったのだ。結果としては成功だったと思う。先述のとおり引き出しはないのだが、恐らく65センチでは脚組みするときに窮屈だったのではないか(ちなみに小生の身長は165センチで、どちらかといえば足は短めである)。さらに机の上に載るパソコンやスピーカーのためのケーブルを通すため、右奥に直径3センチの丸い穴を開けていただいたので配線もすっきりした。リフォーム会社の親切な営業所長はこの書斎机に塗装することに難色を示したが、小生のイメージとは遠い風合いだったのでお願いした。こうして出来上がった書斎机の一端は「サブウーファーの実力」項をご参照いただきたい。
 さて、気になるのはこれまで使っていた机の行方だが、将来息子が使うであろう部屋で現在はかみさんのトールペイント作業机になっている。小生には高めの机だったが、いまはクラスの前から数えた方が早い小学3年の息子(今日も自分より背の高い女の子をふたり連れてきて家で遊んでいる)が、机に相応しく背の高い立派な好青年になることを期待してやまない。
by arai_family | 2004-10-24 15:58 | 暮らし